EHRと診療情報管理士
日本以外の国では、EHR(Electronic Health Record 生涯医療電子記録)を結構、導入しているそうです。日本の電カルとは、この『生涯』という点が違うところですかね。
と、久々にまともな記事を書こうと思います。
EHRは、医療情報共有のためのツールで一元化された医療情報記録、と言われています。特徴としては、自施設内だけではなく、地域または国家レベルで医療情報を共有するもので、対象者の生涯を通じた医療記録を記録するもの、ということです。EHRのメリットとしてよく挙げられるのが、
1、検査の重複防止
2、各医療機関での情報共有
3、慢性疾患に対する支援
4、患者自身の意識改革
5、その他医療の効率化
などですね。
欧州やアジアでは国家レベルでやっているそうです。特にカナダ・英は進んでいるそうですね。電子化自体は日本の方も進んでいるそうですが、国家レベルなものとなるとやはり遅れているようです。
それにしても最近では、なんでもかんでもデジタルですね。テレビもデジタル、診療録もデジタルというご時世です。医療費を抑制するよりも、電カル導入による経済効果の方が産業的にはメリットがあるということなのかもしれませんね。
欧州の某国家ではEHR導入に数兆円の国家予算を立てているそうです。それだけ大規模の産業ならかなりおいしいですね。いずれにしても、大規模な医療情報の集積や分析は今後の医療政策には欠かせないですので、国家としては非常に重要なデータですね。年金の支払記録も無くなってしまうご時世ですので、医療を受ける側からもアクセス可能なシステムというのはありがたいかもしれません。個人で持っていても無くすかもしれませんからね。年金の領収書みたいに・・・。
国際的にはISO/TC215の中で標準化を図っているそうです。(詳しくはMEDISのHPにて)
ISO/TC215、国際標準化機構の専門委員会の番号『215』というところでしょうか。WGは5つで、セキュリティとかカード化なども討議しているそうです。
ちなみに、臨床検査の中でもISO15189というものがあります。『臨床検査室の国際規格』という奴です。最近は、このISO15189とまたやってくる機能評価にむけて勉強してます。診療情報管理士として機能評価対策していたのが懐かしいですね・・・。やはり、これからは何でも標準化ですね。ISOについては今後よく出てくるので勉強しないといけませんね。
ところで、検査結果って全国どこでも一緒と思っていませんか?実際は違いますから気をつけましょう。(詳しくは次にでも書く事にしますが・・・)つまり、EHRが導入されても検査の標準化が遅れれば、メリットとしての『検査の重複防止』は無くならないのかもしれません・・・。
日本では、医療IT推進協議会が中心になってEHR導入の実現にむけて努力していくそうです。ちなみに医療IT推進協議会は、日本医療情報学会、MEDIS-DC、保健医療福祉情報システム工業会が中心となって作られています。
既にDPCで医療情報が国家管理され始めていることを考えると、導入するメリットは高いのではと思います。予算があればですけどね。ただ、生涯の医療記録を残すというのは個人的にちょっと気持ち悪いですね。それにより医療保険も現状と変わってくるかもしれないし。
前に米国であった遺伝子による差別を連想させます。そこまで国家管理される将来はどういう風になるのでしょうか?いくら健康だったら記録に残らないといっても、予防接種や健康診断の記録等の残すでしょうしね・・・。う~ん、どうなんでしょ。
診療情報管理士としては、電子化される前にアナログでもちゃんとやれる体制を確立しないといけませんね。当たり前が出来ていてから電子化で効率化しないと、かえって仕事が増えるだけですからお気をつけてください。
次回は地域の共通診療録について考えてみたいと思います。
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コメント
ダイエットとフィットネス
心疾患管理への立証された方法 (8月12日付けアイビレッジ(米国NBC放送傘下)による記事による)
より良い健康への魔法の杖はないが、その目標に近づくことはできるかもしれない。ヘルシーな食事をとり、規則正しく運動をすれば、心疾患による死亡の危険は、より避けることができる。米国での死亡の上位は、心疾患であり、また、心疾患の主な危険因子は、第二型糖尿病である。
ハーバード大学公衆衛生部門の栄養学の主任教授である オルターウイレット博士は、次のような提言をした。慢性疾患の危険因子の最も広範囲な研究のひとつである 看護師による健康研究(NHS)第二回の主要な解析者の一員である。目を見張る ダイエットと期待される健康;と題する報告によると、それは、より良いライフスタイルの習慣が心疾患の80%と、糖尿病2型の90%を予防できると示唆している。
投稿: パソコン心電計 | 2007年8月22日 (水) 05:52
日本版PHRはこれが現存するモデルでは一番ですね。
http://atkarada.jp/content/sitemap
既に、経済産業省や日経産業新聞・日刊工業新聞・MOREなどに取り上げられ注目度No.1
投稿: kenkou | 2009年12月16日 (水) 23:45