「患者様」って言いたくないんですが、ダメですか?
病院利用者、いわゆる患者を「患者様」と呼ぶようになりつつあります。
私にとって、とっても気色悪い言葉です。
できれば言いたくないんですが、ダメでしょうか・・・。
プロフィールにも書いてますが、基本的に「患者」という言葉自体嫌いです。
何故かといえば、人扱いしてない気がするからです。
医療人は「患者」を仕事の対象としてみます。それは医療を生業とする我々にとって自然なことですし、そうせねばなりません。プロとして応対することがまず第一ですから。
ですが、医療人の中には、「患者」をモノに近い見方をする傾向があります。実際そういう目に遭遇した方はいると思います。仕事の対象としての「患者」と一個人の患者は同じなんですから、本当は一個人として応対していかなければなりません。これは理想的な状態ですね。
個別に応対する場合は、「○○さま」とか「○○さん」でやっていることでしょう。個人情報保護法の施行後の今では、「73番でお待ちの方~。」なんて言っていますが。
「さま」か「さん」はその医療機関のスタンスで決めればいいと思います。ド田舎の診療所で、「○○さま~。」なんて言ってたら住民と親しくできないですしね。
問題は、不特定多数として患者を表現する場合ですね。
「医療はサービス業です。」といいますが、ホテルのようにサービス料は頂いてませんので私はサービスしているつもりはありません。医療人として、やるべきことをやっているまでです。どうもその流れで、医療における「お客さま」イコール「患者様」みたいになってますね・・・。
「患者様」・・・、やっぱり気持ち悪い。
なんか妙にへりくだっている感じがするし、また腹の中では、「何も分からない素人め!」と毒を吐いているような気がします・・・。そう、馬鹿にしているような気がするんですね。
最初に「患者様」なんて言った方は本当に勘弁して欲しいですね。
私は、「病院ご利用者の皆さま」でいいと思うんですがね。日本は特に患者本人だけではなく、家族も医療を提供する場合に重要になっていますからね。患者だけに限定して伝えるってのは少ないと思うんですがね。
ついでに、患者に対して子供に語りかけるように話す医療人も私は嫌いですね。
自分が同じ目に遭ったら、「ふざけんな!もう三十路なんだぞ!」と怒鳴ってしまうでしょう。
沖縄では結構多いような気がしますね。日常的に敬語をあまり使わないからでしょうかね。そういえば、同じ職場でも話したことのない人にタメ口で話しかけられたのには驚きました。これは沖縄のいい面なんでしょうが、ここは職場なんですから社会常識ってのを持ちたいもんです。私もあんまり常識ないですけどね・・・。特に高齢者に対して子供扱いはやめましょう。大先輩なんですから、たててあげないといけません。
応対のプロが医療人に研修するときに、「患者様」なんて言葉を使っていたんですごい気持ち悪いことがありました。確かに、初対面の人にタメ口で話しかける医療従事者は「患者様」って使っていた方が無難かもしれませんね。そういう意味でその人は使っていたんでしょう。かなり鋭い目をしていましたので・・・。
患者学って学問もあります。
その辺も各医療従事者を養成する教育機関はやったほうがいいと思いますね。新人は先輩の真似をして育っていきます。一度曲がった枝はなかなかまっすぐにはなりません。私も気をつけたいと思います。
患者からみた医療 著者:高柳和江 / 仙波純一 出版社:放送大学教育振興会/日本放送出版協会 本体価格:2,700円 |
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コメント
はじめまして。記事を読ませていただきました。
最近病院にはとってもお世話になってます。
患者さんへの言葉使い、特に看護婦さんの、高齢の方への言葉使いは、とっても子供扱いですね。
医療関係の方が、このように呼び方ひとつに心配りをいただくのはとてもいい事だと思いますが、まあ、患者は患者または患者さんでいいんじゃないでしょうか。様はやりすぎですよね。呼ばれた方も気持ち悪いですよ。
それに、看護婦さんが(本当は看護師なのでしょうが、患者にとってはやっぱり看護婦さんなのです)お年寄りに話す場合に限っては、子供扱いの言葉使いも許せちゃうかなって気がします。現に、子供より手の掛る年寄りって多いし。
そのかわり、お医者さんを同じ病院のスタッフが先生と呼ぶのはどうでしょうか?別に医師だからとか、弁護士だからとか、職業でエライわけじゃないのだから。
と、まあこんなことを思いましたので書いてみました。
投稿: chi-haru | 2005年8月 5日 (金) 11:17